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出典 :
Visual Studioでインストーラを作成する – プログラマーやめました
目次 :

Installer Projectを用いたインストーラ―作成

準備 : Installer Projectのインストール

  1. Visual Studioを開き、「拡張機能」>「拡張機能の管理」をクリックする。
  2. 「拡張機能の管理」画面で「オンライン」を選択後、検索欄に「Installer Project」と入力し、
    表示された「Visual Studio Installer Project」の「ダウンロード」をクリックする。
  3. 「拡張機能の管理」画面を閉じ、Visual Studioを閉じる。(Visual Studioが動作しているとインストールが進行しない。)
  4. インストーラーが起動するので、「Modify」をクリックする。
  5. インストール完了。

インストーラープロジェクトの作成

  1. Visual Studioでプロジェクト「Setup Project」を新規作成する。
  2. プロジェクトが作成される。

展開するファイルの追加

  1. 「Application Folder」を右クリック、「Add」>「ファイル」を選択する。
  2. 対象となるファイルを選択(複数可)し、「開く」をクリックする。
  3. 選択したファイルが出力対象として追加される。
    (ここではショートカットに使用するアイコンを含めている。)

デスクトップショートカットの追加

  1. 「User's Desktop」を選択後右ペインで右クリック、リンク先に設定したいファイルを右クリック、「新しいショートカットの作成」を選択する。
  2. リンク先(ここでは Application Folder > ELP_Console.exe )を選択し、「OK」をクリックする。
  3. 作成されたショートカットを選択し、F4キーでプロパティを開く。「(Name)」(表示名)を適宜変更し、「Icon」のプルダウンから「(Browse...)」を選択する。
  4. 「Browse...」をクリックする。
  5. アイコンとして使用するファイルを選択し、「OK」をクリックする。再度「OK」をクリックして決定。

プログラムメニューショートカットの追加

「User's Programs Menu」に対して行う。手順は「User's Desktop」と同様。

発行情報の編集

「ソリューション エクスプローラー」上でインストーラ―プロジェクトを選択、F4キーでプロパティを開き、各項目を適宜変更する。
以下、主要な項目を抜粋。これ以外の項目は通常は変更不要。
項目 説明
AddRemoveProgramsIcon「プログラムのアンインストールまたは変更」(コントロール パネル)に表示されるアイコン
Author発行者
Manufacturer製造者
ProductCode製品識別子(自動生成)
ProductName製品名(インストールするソフトウェア名)
TargetPlatformターゲットとするプラットフォーム(動作環境)
⇒ x86 / x64 / ほか
Titleインストーラの名称
UpgaredeCodeバージョン識別子(自動生成)
Versionバージョン番号
上記のうち、ProductCode はバージョンを除いた製品情報、UpgaredeCode はバージョンを含めた情報を基に自動生成される。
このため、バージョンを更新した際には UpgaredeCode を更新するかの問い合わせが発生する。

ビルドおよびその他の操作

プロジェクトの右クリックメニューからビルド(およびリビルド)が実行できる。
右クリックメニューからは他にも以下の操作が実行可能。「インストール」、「アンインストール」はインストーラ―の動作を確認するのに便利である。
項目 説明
View 詳細な情報の表示、および編集
カスタム動作やUIの追加が行える
Addインストール対象の追加
インストールビルドで作成したインストーラ―を実行
アンインストール「インストール」実行前の状態に戻す
プロパティビルド設定(F4キーで開くプロパティとは異なる)